昨夜2/27は、福山市PTA連合会の会員研修会。
岡山井原市の興譲館高校小谷彰吾校長先生の講演会でした。
女子駅伝では有名な学校ですよね。
『論語』と『人間学』などの道徳教育に力を入れている高校で、道徳は子ども達に限らず私達大人にとってもとても大切なことですよね。
私の理解した範囲での内容を少しご紹介…。
私達親のことばとうしろ姿がいかに子ども達に大きな影響を与えているかです。親が自分の人生をどう生きたかが子どもには映し出され、大きな影響を与える。
また今の子ども達の環境は「動物園状態」、誰かが何とかしてくれる、与えられているいるだけで自分からつかもうとしていない。これは我が家でも思い当たる点が多々ありますね。
最近の親子関係が、アイドルとマネジャー状態になっているとも言われていました。親が準備して、問題に直面しないように先に先に手を回してしまうってことです。
高校進学でも「どこに行く?」ではなく、まず「行く」か「行かない」からの話。もし行くのであれば「行かせて頂く」という謙虚な気持ちを持たせることから始まる。
義務教育の教科書も親が買ったものではなく、国が君達(子ども達)に期待して用意してくれたものと教えなければならなかったのですね。
家庭のチーム力をみるのは玄関のクツの並びを見れば分かるそうです。きれいに並んでいるのかバラバラなのか…。
野球部は選抜甲子園に1度出場されています。その時の全力疾走は「感謝の全力疾走」で、野球をさせてもらっている感謝の気持ちを選手達が自分達で決めて表現したら全力疾走になったそうです。
すごくいいお話をたくさん聞かせて頂きましたが、私は昨夜は駐車場係…。最初から最後までお話しを聞くことは出来なかったことは非常に残念です。
実は、小谷先生の講演会が決まった昨年末から、先生のブログ「興譲館の校長室から」をずっと読ませて頂いております。ここでもいいお話がたくさん伺えました。
私も一度、興譲館高校へお邪魔させて頂きたいなと思ってしまうぐらいの素晴らしい講演会でした。